腱鞘炎が治らない慢性化の原因と治し方!

手首の腱鞘炎が治らない

 

腱鞘炎が慢性化すると「なかなか治らない」「再発しやすい」「いつも違和感がある」といった状態になります。治らない腱鞘炎は、多くの方の悩みでもあります。その原因と治し方とは? 

腱鞘炎が治らない慢性化の原因!

腱鞘炎は慢性化や再発が多い障害です。その原因の多くは、完全に治らないうちに動かすことです。痛みが無くなっても、腱鞘炎が治ったわけではありません!損傷した腱や腱鞘が修復するには時間がかかります。

また体が硬い方、柔軟性の悪い方は、腱鞘炎を再発しやすい傾向にあります。スムーズに関節が動かない状態で、無理やり可動させるため、腱鞘炎を起こしやすくなります。血流も悪い状態も影響します。

そのほか体の動きが正しくないことで、関節に無理な動きが起こり、腱鞘炎を起こしやすくなります。さらに無茶な性格やストレッチ不足も、腱鞘炎が治らない、再発しやすい原因になります。

腱鞘炎が治らない参考記事「【腱鞘炎の治療】やってはいけない3つのこと!

慢性化した腱鞘炎の治し方!

痛みが1ヶ月以上経っても治らない場合は、腱鞘炎が慢性化していると疑ってください。腱鞘炎ではなく骨折や病気の恐れもありますので、まずは医療機関で検査をしてください。

腱鞘炎の慢性化であれば、基本的治療の徹底です。完全固定で動かさないことが基本です。軽度の場合であれば1~2週間、通常でしたら3~4週間ほど固定できていれば改善すると思われます。

腱鞘炎の基本的治療は【腱鞘炎の治し方】7つの療法と3つのポイント! でご紹介しています。

痛み方別の腱鞘炎の治し方

まずは、その痛みや炎症が腱鞘炎であることを、再度確認してください。

ある一定方向に動かしたときに軽い痛みがある

痛みのある方向に動かないように、サポーターなどで固定して2週間ほど様子をみてください。その間は患部を動かすことはダブーです。腱鞘炎の原因になった動きは、絶対にしないでください。

2週間経っても治らない場合は、【腱鞘炎の治し方】を徹底して、もう2週間様子をみてください。

ある一定方向に動かしたときに強い痛みがある

痛みの方向に動かないように、サポーターやテーピングを使い固定してください。1ヶ月間経って治らない場合は、もう1ヶ月固定しましょう。改善しない場合は、手術などの検討も必要になります。

複数の方向に動かしたときに軽い痛みがある

複合型の腱鞘炎の疑いがあります。一方向の腱鞘炎よりも慢性化しやすい特徴があります。患部の完全固定が必須です。通常の腱鞘炎で、完全固定できていれば、ほぼ1ヶ月で改善すると思われます。

複数の方向に動かしたときに強い痛みがある

複合型の腱鞘炎の疑いがあります。基本的な治療にしたがい完全固定が必須です。最低でも1ヶ月間は様子をみてください。それでも治らないようであれば、その原因を探る必要があります。

治療時には栄養サポートを取り入れることをおすすめします。医師はスポーツ栄養学について守備範囲外ですので、適切なアドバイスは期待できません。自己責任で行う必要があります。

何もしなくても痛みがある

固定して1~2週間様子をみてください。全く治らないようでしたら、別の原因を疑ってください。

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痛みはないが何度も再発する

何度も同じ部分に腱鞘炎を起こす場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 完全に治っていないのに可動させている!
  • 身体の動きに問題があり、患部に負担が集中している!
  • 骨格が歪んでいる、湾曲している!
  • 姿勢が悪く、筋肉のバランスが崩れている!
  • 柔軟性が悪く、炎症を起こしやすい体質!
  • 病気により腫瘍やポリープがある!
  • ケガにより骨や軟骨に損傷がある!

それぞれにあった対処をしてください。腱鞘炎を再発する理由は必ずあります。

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