腱鞘炎の治し方!7つの療法と3つのポイント

手首の腱鞘炎の治し方

腱鞘炎の治し方のポイントを外すと、痛みがドンドン増えたり、治療期間が長引いたり、再発癖がついたりします。

たかが腱鞘炎と思わず、適切な治し方を行ってください。特にスポーツにおいては突然再発することもあります。

 

【腱鞘炎の治し方】3つのポイント!

腱鞘炎の治し方!3つのポイントをしっかり守ることで、より早く改善することができます。

1、完全固定が基本の治し方!

腱鞘炎は症状の重さにより1~4週間固定することが必須です。動かさず自然治癒力に任せるのが、基本的な治し方です。 もし4週間を超えても改善しない場合は、慢性化や別の原因が考えられます。

手首の腱鞘炎の慢性化や、別の原因が疑われる場合には「手首の痛みを悪化させない!10の原因の見分け方!」をご参考にしてください。 

2、早期治療で早期回復!

適切な処置が1日遅れると、完治が3日延びると思ってください。スポーツ選手にとって腱鞘炎は致命傷です。関節の違和感などのレッドシグナルに適切な対処できれば、数日で復帰することも可能です。

3、栄養療法でカラダの中からサポート!

腱鞘炎の治し方の基本は「自然治癒」です。具体的には特定タンパク質やアミノ酸、ビタミンやミネラル、ホルモンバランスなどが「治癒力のもと」になります。

腱鞘炎がある場合は、治癒に必要な栄養成分は不足しがちです。通常の3~5倍の量をとりたいものです。詳しくは「腱鞘炎の予防と回復をサポートする栄養療法!」(製作中)でご紹介しています。

【腱鞘炎の治し方】7つの療法!

腱鞘炎の治し方は、固定して自然治癒力に任せる「保存療法」が基本になります。それとともに、いくつかの治療を行うことが効果的です。保存療法を中心に代表的な7つの治し方をご紹介します。

治し方1「完全固定」

テーピングやサポーター、重症時にはギブスをする場合もあります。とにかく患部を動かさないことが、腱鞘炎治療の大前提になります。固定する期間は症状によって変わってきます。

  • 軽い違和感・・・・・・2~3日程度の固定
  • ハッキリした違和感・・1週間程度の固定
  • 軽い痛み・・・・・・・1~2週間の固定
  • 角度によって強い痛み・2~3週間の固定
  • 熱や腫れもある症状・・3~4週間(アイシングも必要)

上記の期間は目安ですので、医師の指示に従ってください。また4週間以上たっても痛みが引かない場合は、病気や外傷などの別の原因が考えられます。再検査をしてもらい原因を特定しましょう。

治し方2「アイシング」

腫れや熱がある場合はアイシングをしてください。アイシングは2日以内が目安です。冷やすことで血管が収縮して、修復成分である栄養や酸素が届きづらくなります。本来の炎症の役割も修復作業です。

治し方3「投薬治療」

腱鞘炎の症状が激しい場合は、抗炎症剤や鎮痛剤を使用することがあります。痛みが消えても治ったわけではなく経過観察が大切です。また薬剤の長期使用は、治療期間を長引かせることになります。

治し方4「ストレッチ」

固定していても患部以外は、ゆっくり動かすようにしてください。血流を良くして酸素や栄養などを届きやすくなることで、腱鞘炎の回復を早め、リハビリを短縮することにも役立ちます。

治し方5「栄養療法」

腱や腱鞘の修復を行うのは栄養です。修復作業には、大量の栄養や酸素が必要ですので、多めの摂取を心がけてください。詳しくは「腱鞘炎の予防と回復をサポートする栄養療法!」(製作中)でご紹介しています。

治し方6「鍼・灸など」

東洋医学系の治療法も有効的です。しかし検査や診断ができないので、ご希望される方は医師に相談してください。医師に相談なく行い、「症状を悪化させた」「慢性化した」という報告もあります。

治し方7「手術」

腱鞘炎治療の最後の手段が手術です。腱鞘を切り開き摩擦しないようにする手術です。手術自体は20~30分程度で終わる簡単なものです。費用も1万円ほどで、手軽に手術を受けることができます。

しかし腱鞘炎の手術は危険もともないます。関節部分は神経が細かく入り込んでいるため、後遺症になることもあります。また本来ある腱鞘がなくなるわけですから、動きに違和感が起こることもあります。慢性化が1年以上続いている場合やそのほかの治療方法に効果がない場合などに検討しましょう。

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