運動機能を高めるアミノ酸の種類とはたらき

アミノ酸セット

 人間の体はタンパク質の塊で、それはすべて20種類のアミノ酸からできています。 

  • 分解の順番:タンパク質 → ペプチド → アミノ酸
  • ペプチド:タンパク質の分解物でアミノ酸の一歩手前
  • アミノ酸:タンパク質の最終分解物
  • タンパク質の分解吸収は2~6時間、ぺプチドとアミノ酸は数分~数十分程

 ◆アミノ酸の種類とはたらき

体をつくる20種類のアミノ酸は2つに分類される。体内でつくれない必須アミノ酸と体内でもつくれる非必須アミノ酸。また種類によっても働きが違います。アミノ酸が数個~数十個結合しているペプチドは、その組み合わせの種類や機能性は無限です。

 必須アミノ酸(体内ではつくれない)

  • バリン:筋肉に取り込まれてエネルギーになる(筋肉増強、成長促進、肝機能改善)
  • ロイシン:筋肉タンパク質の分解を抑える(肝機能向上)
  • イソロイシン:筋肉の消耗を抑え皮膚の回復促進(筋肉増強、成長促進、肝機能改善)
  • リジン:筋肉の形成に影響し骨の発育を助けウィルスの働きを抑制(体組織修復)
  • メチオニン:肝臓や腎臓の働きを助ける(抗うつ効果、血中ヒスタミン濃度を下げる)
  • フェニルアラニン:記憶力や注意力、気分を向上させ、食欲を抑える(抗鬱鎮静効果)
  • トリプトファン:神経伝達物質の素で成長ホルモンを刺激(精神安定・催眠鎮痛効果)
  • ヒスチジン:赤血球、白血球の形成を助け、貧血やアレルギー疾患、消化器系の潰瘍を改善する(成長促進、子供は必須、大人は体内でつくれる)
  • トレオニン:肝臓への脂肪の蓄積を抑える(脂肪肝の予防、成長促進)

非必須アミノ酸(体内でつくれる)

  • チロシン:ドーパミンなどの神経伝達物質や甲状腺ホルモン、成長ホルモンのもと。
  • システイン:組織の抗酸化反応を助け回復を促進、白血球の活性を高め炎症を抑える。
  • アスパラギン酸:糖質を筋肉エネルギーに変え、疲労回復、皮膚や毛髪の合成を促進。
  • アスパラギン:アスパラギン酸に変化する。
  • セリン:細胞のエネルギー合成を促進させ、記憶力や神経系の機能、免疫力を高める。
  • グルタミン酸:エネルギー源になる、脳での代謝のほかアミノ酸の代謝に重要。
  • グルタミン:免疫機能を助け、エネルギー源となる。
  • プロリン:筋肉のエネルギー源で、筋肉をつくるときの材料になる。
  • グリシン:他のアミノ酸の合成を助ける。ヘモグロビンの材料や鎮静効果など確認。
  • アラニン:タンパク質が筋肉のエネルギーになるのを促進させる。免疫力を高める。
  • アルギニン:インスリンや成長ホルモンの分泌を促す。免疫機能をサポート。

 BCAA効果を最大化する成分

BCAA効果

スポーツアミノ酸として有名な『BCAA』は、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類の分岐鎖アミノ酸のことで、筋肉組織で中心的なアミノ酸です。

運動エネルギーである糖質が枯渇すると、筋肉を分解してエネルギーに変えます。それは筋肉の損傷と減少を意味します。それを事前に防ぐには、BCAAを補給することで可能になります。

BCAAの効果を高める成分

しかし筋肉繊維をつくるには、BCAAの他にもプロリンなどの栄養素も必要です。これを多く含むのがコラーゲンです。また筋肉の増強や補修にはアルギニンやグルタミンも大切なアミノ酸です。

BCAAを単独でとるよりも、プロリン(ヒドロキシプロリン)やアルギニン、グルタミンを含む吸収性の高いスポーツ系コラーゲンサプリメントが効率的といえます。 

 ◆持久力、瞬発力、回復力を高めるアミノ酸

アミノ酸

アミノ酸の分解時間

アミノ酸をとるには、アミノ酸まで分解される過程と時間が重要です。一般に肉などの一般食品からアミノ酸をとるためには、消化吸収の後、栄養として使われるまでに3~6時間ほど要しま。

しかし、すでにアミノ酸もしくはペプチドレベルまで分解された食品は、即効性に優れ、その成分の特徴的効果を素早く与えてくれます。

チーム・アミノ酸の総合力

疲れにくい、筋肉痛になりづらい、回復が早い、動きが素早くなるなどの効果を一時的に求めるのなら、アミノ酸の摂取は効率的です。できれば必須アミノ酸を総合的にとることをおすすめします。アミノ酸にはそれぞれの働きがありますが、単体ではなかなか機能しません。さらにそれらの成分が機能するためにはビタミン力が欠かせません。特にビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEは必須です。

アミノ酸の摂取のタイミング

  1. 運動前・・代謝を上げエネルギー変換を高める
  2. 運動中・・運動開始30分ほどで補給することで疲れさせない、持続力
  3. 運動後・・筋肉痛や疲れを残さないなどのアフターケアーに
  4. 就寝前・・体を補修するための原料となるので、就寝2時間前までに

最高のパフォーマンスを引き出すチカラ

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