スポーツ障害は、時に人生を大きく変えてしまいます。 ちょっとした違いが、分かれ道になることもあります。 意外と浸透していないスポーツ医学や怪我などの対応は、選手自身にとって大きな課題です。対処法が悪いために、後遺症に苦しんだり、再発を繰り返したり、治療が長引いたりすることが後を絶ちません! 「スポーツ119」は、選手の悲しみを少しでも減らし、可能性を大きく伸ばすために、ケガなどの知識や適切な処置法を多くの方に知ってもらい、スポーツ・リスクの最小化に貢献するため開設しました。 スポーツ119は、より高いパフォーマンスと楽しいスポーツライフを応援します!
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スポーツで怪我をしない5か条
スポーツは怪我との戦いです。 腱鞘炎や捻挫などの軽度のものから、骨折や肉離れ、靭帯断裂などの重症化するものまであります。さらに長期化する腰痛やヒザ痛、肘痛や股関節痛などの関節痛のほか、様々なスポーツ障害があります。 たった一回の怪我で選手生命を絶たれることもあります。復帰が長期化して元の運動能力まで回復しないこともあります。完全に治さないために再発することもよくあります。 大切なのは、怪我をしないための予防、怪我をしたときの対応、早く回復させるための処置、慢性化・再発させないための方法などを、ご自身で理解してうえで確実に行うことです。
1か条:自分の身体の動き方を知る!
人によって、関節の動き方や可動域、運動軸や重心の位置が違います。自分とは異なる体の使い方をすると、パフォーマンスが低下するだけでなく、怪我の確率がとても高まります。同じ怪我を繰り返す人は、体の動かし方に問題がないかチェックすることをオススメします。 例えば走るときに、自然に膝が前に出る人と、後側の足を蹴り込む方が早く走れる人に分かれます。上半身の回転も水平に回すか、斜め上に回すかで可動域が大きく変わります。中心軸は体の前側と後側に分かれます。その他、体のすべてのパーツに影響します。自分本来とは違う動きが、力点にぶれを生じさせパワー伝達をロスします。また分散した力が関節に負担をかけ怪我の原因になります。
2か条:柔軟性を高め維持に努める!
体の硬い人は、怪我をしやすいのは有名な話です。 それは筋肉や腱などの伸縮性の悪さでもあり、外からの衝撃の吸収力の低さとなって現れます。「自分は体が硬いので・・・」という方をおられますが、誰でもストレッチで柔軟性を高めることができます。また柔軟性は、可動域にも影響するため運動能力にも大きな影響を与えます。少なくても柔軟性を高めることで、怪我の予防には効果が大です。
3か条:栄養のバランスを徹底する!
スポーツで怪我や故障を起こしやすいのは、筋肉、関節(靭帯)、骨などです。骨折、捻挫、腱鞘炎、肉離れ、靭帯損傷、関節痛など、すべての重症障害に関係しています。トレーニングでは鍛えられないとされていますが、これらは特殊なタンパク質である栄養からできています。エネルギーなどの栄養には高い意識を示しても、怪我をしやすくパフォーマンスを決定するこれらの栄養には意識が少ないようです。ケガをしない身体を目指すなら、おさえておきたい栄養があります。
4か条:運動前後のストレッチ必須!
柔軟性が衝撃を吸収するのはご存知のことでしょう。しかしストレッチをした直後から、硬化を始めていることは知られていないのでは?同じ体制で30分もすれば、かなり元に戻っています。普段からのストレッチで柔軟性レベルと高めておいて、運動時にはすぐに柔軟性を確保できるようにしましょう。
5か条:無理をせず疲労をためない!
意外と気づかないのが「疲れ」の蓄積です。特に若い人は、無理をしがちですが、疲労回復には程度の差はあれ時間がかかります。完全に疲労回復しないうちに次のトレーニングをすると、筋肉や靭帯、関節や腱などに疲労物質が蓄積していき、怪我をしやすい前提を作ってしまします。特に筋肉やスジに硬さや違和感、足がつることや熟睡できない場合は、しっかりと休憩するのもトレーニングです。 高いパフォーマンス演出する「疲労回復」カテゴリー