手首の関節が外れかかった状態が「手首の亜脱臼」です。しっかり治さないと、完全に外れる脱臼にもなります。
完全に外れた脱臼とは違い、不完全脱臼ともいわれる亜脱臼は、関節の一部分がくっついている状態にあります。
目次
手首の亜脱臼の原因とは?
手首の亜脱臼の原因は「手首の外側」と「手首の内側」の原因があります。
亜脱臼、外側からの影響
亜脱臼になるキッカケは、外から力が加わったことによります。「バランスを崩して転倒した時に手をついた」「壁や机に手をついた」「重い物を持ったとき瞬間的に大きな力が手首にかかった」「スポーツなどで手首を長時間酷使した」などにより、手首の亜脱臼は起こります。
亜脱臼、内側からの影響
同じ状況でも亜脱臼になる人とならない人がいます。この違いは?それは手首の構造的な違いによると思われます。例えば、骨と骨をむすぶ「靭帯が細い場合」や「緩んでいる場合」などです。
さらに病気により「腫瘍」が関節内にできて、関節が外れやすくなっている。「怪我」で軟骨が総称していて靭帯が引っ掛かりやすくなっている。「靭帯が細い」などが内なる原因としてあげられます。
手首の亜脱臼の治療法!
手首の亜脱臼の症状
外れかかった手首は、自分ではめることができます。痛みが無いこともあり、そのまま放置しておくケースが多くあります。しかし完全に治さないと、さらに大きな症状になることがあります。
一度伸びた靭帯はなかなか修復しません。治ったつもりでも治っていないのです。痛みが取れなかったり、関節の動きに違和感があったり、腫れが引かなかったりしたら、手首の亜脱臼を疑って下さい。
手首の亜脱臼によって、さまざまな部分が損傷することがあります。軟骨、腱、腱鞘、腱滑膜、靭帯組織、骨膜、筋肉、筋膜などの合併症です。痛みが無いこともあるので、必ず診断しましょう。
手首の亜脱臼の治療
治療法の基本は「保存療法」です。骨折部がズレている場合は整復を行い、ギブスなどで固定して安静にします。そして自然治癒力によって回復させます。慎重に観察する必要があります。
炎症がひどく、痛みが引かない場合は、抗炎症剤や鎮痛剤を服用することもあります。
手首の亜脱臼の予防法!
手首の亜脱臼の主たる治療は「保存療法」や「対処療法」です。しかし内側からの原因を改善しなくては、再発しやすくなります。その予防のポイントは「靭帯や腱の柔軟性」を高めることです。
柔軟性を高めるポイントは2つです。小まめな「ストレッチ」と「栄養療法」です。
その他の痛みは「手首の痛みを悪化させない!10の原因の見分け方!」で確認してください。
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