意外と軽視される「ばね指」
ばね指を放置すると、慢性化したり悪化したりして、スポーツ機能にも大きく影響します。指の腱鞘炎である「ばね指」には次のような症状があります。その原因を知ることで、治療や予防がイメージしやすくなります。
- 親指や中指の付け根に痛みがある!
- 指の付け根に、痛み・腫れ・熱がある!
- 朝起きたら、曲げた指が曲がらなくなった!
- 手の平を広げたり閉じたりがスムーズにできない!
- 指の曲げ伸ばし時に、指の付け根が引っかかり痛い!
ばね指とは?
指はどうやって動くの?
「指の関節」は、腱を筋肉が引っ張ることで曲がり、反対側の腱を引っ張ることで指を伸ばします。 それぞれの指には筋肉があり、手の平と前腕につながっています。
指の腱は、筋肉の端から指先まで延びています。 腱が引っ張られたとき、腱が浮き上がらないように「腱鞘/けんしょう」というトンネルの中を通っています。 ズボンのベルト穴のようなものです。そのトンネルが原因で「ばね指」が起こります。
ばね指とは?
ばね指は、腱の一部が摩擦で肥大化(コブ)することが原因で、炎症や痛み、熱などで動きが悪くなる症状です。
ばね指(弾発指/だんぱつし)をそのまま放置すると、重症化して日常生活に支障がでます。慢性化することもあります。また肩こりや腰痛などの原因にもなります。
ばね指の症状3つのレベル!
軽度
ばね指の初期症状では、腱鞘炎を起こして「手が痛い!」「指が痛い!」「指や手のひらが腫れる」「熱感」などの症状が起こります。
指の付け根に、諸症状がよく現れます。朝は症状が強く、昼は症状が軽減します。翌日には症状を繰り返しますが、初期段階なら数日で改善することもできます。
中度
指の腱鞘炎の悪化がすすむと、コブが腱鞘に引っかかり、痛みとともに、指の曲げ伸ばしに困難が生じます。
無理に伸ばすと「パキーン」と音をたててバネのように跳ね起きます。これが更なる炎症と激痛の原因になります。
重度&慢性化
さらに腱鞘炎(ばね指)が悪化すると、指や手のひらが腫れあがり、激痛で全く指を動かせなくなります。
また痛みが広がったり、肩こりや腰痛の原因にもなります。処置が悪いと、再発や慢性化の原因にもなります。
ばね指の原因!
1つは「酷使」です。指の曲げ伸ばしの繰り返しや、指筋が長時間にわたる緊張で起こります。例えば長時間のバッティング、鉄棒や柔道などで起こりますくなります。
もう1つは「病気」によるものです。糖尿病、リウマチ、透析患者、更年期障害、妊娠出産などでも起こりやい症状です。
ばね指の原因メカニズム
筋肉が緊張することで、静脈は萎縮します。それが長時間つづくと、細胞の老廃物が筋肉や腱に蓄積して「腱の肥大化」が起こります。
肥大化した腱が、腱鞘と何度もぶつかることで、炎症が引き起こされます。それが発熱や痛みの原因になります。さらに腱と腱鞘は腫れ上がり、激痛へと変わっていきます。
ばね指の自然治癒力!
筋肉や腱にたまった老廃物は、自然に静脈に回収されます。通常は筋肉や腱の伸縮によって回収が促進されます。しかし腱鞘炎(ばね指)の場合は、動かすと悪化しますので、安静にすることが大切です。
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左手親指の付け根、ばね指の手術を昨年したのですが、再発です。現在、右手薬指もばね指の痛みでパソコンの入力、マウス操作も日々苦痛です。病院では否定されましたが、更年期障害との関係もあるんですね。(53歳女性)ファイバープロテインに望みをかけます。