早く走れることで、試合の結果は変わります。サッカー、野球、陸上など、多くのスポーツでの勝敗は、足の速さに関係します。速く走るコツを身につけるだけで、自分の能力が何倍にも生かされる。
7割が速く走れた裏技!
ちょっとしたコツで、速く走れるようになります。
コツ(裏技)を使うことの是非はちょっと横においといて、そのコツによる働きを分析することで、速く走るための新たな練習法が考えられるのです。
その速く走るコツとは「輪ゴム」を使った方法です。
- 普通の輪ゴムを2本用意します。
- 左右の足首に輪ゴムを1本ずつ通します。
- 輪ゴムを1回転捻り、その先を親指に引っ掛けます。
以上で準備は終わりです。ここまでで約5秒、その上から靴下を履いてください。
実験の結果、約7割の人のタイムが縮まりました。100メートルあたり0.5秒短縮した人もいます。
その輪ゴムを使った速く走るコツを分析すると、走るためのある機能がプラスされていたことが分かります。つまりその機能をトレーニングすると、輪ゴムを使わなくても輪ゴムを使った以上に効果が期待できるということです。まだ十数人の検証ですので、仮説の粋はでませんが、ご興味のある方は試してみてください。
正式な競技会などで使うと、問題になる可能性もあるので注意してください。
速く走るコツの新事実!
なぜ、輪ゴムを巻くことで速く走れるのか?
輪ゴムを使うと、足の甲が早く返ることが分かります。それにより何が変わるのか?実験してみましょう。
片足立ちで、もう一方の足を膝をまげて上げていきます。この時、2つの方法を試してみてください。
- 足首を伸ばした状態で膝を上げる!
- 足首を曲げた状態で膝を上げる!
どちらが、スーと楽に上がりましたか?
結果は7割ほどの人が、2の足首を曲げた状態で膝を上げたほうが上がりやすいと答えています。これは関節や体の仕組みのタイプによって変わると思いますので、全員には当てはまらない可能性があります。
残りの3割ほどが、変わらない、もしくは伸ばしたほうが上げやすいと感じるようです。
つまり輪ゴムを使うことで、足の甲の返りがサポートされ、膝上げが早くなり、足の回転数が上がったと考えられます。あくまでも仮説ですので、科学的な検証は行なっていません。
輪ゴムを使わず、速く走るコツを身につける!
輪ゴムによってサポートされる筋肉をトレーニングと柔軟性を高めることで、輪ゴムを使う以上に速く走る効果を高めることができます。
◆かかと下げトレーニング
- 足を肩幅より狭めに開きます。
- 足の先はほぼ正面に向けます。
- かかとをスーと上げます。
- かかとを下げるときはゆっくりと5秒ほどかけて下げます。
- 1セット10回を1日3セットほど行ないます。
◆足首曲げ伸ばし
- 椅子に座った状態で、片足を水平に伸ばします。
- 足首を手前に曲げます。20~30回ほどで1セット
- 左右1セットずつ行ないます。1日3セット
◆柔軟性を養うストレッチを習慣化しましょう!
足の遅い人は、体が硬い傾向にあります。足の速い人でも体の柔軟性が低下すると足は遅くなります。
走る前に、柔軟体操をしている人をよく見かけますが、多くの人が下半身のストレッチばかりしています。速く走るためには、全身の筋肉を利用したほうが有利なのです。そのため手の指先から足の指先まで、全ての筋肉と靭帯&腱をストレッチすると、通常よりも速く走ることができます。
◆速く走る栄養学
糖質:短距離走は無酸素運動ですので「糖質」をエネルギー源とします。1日何本も走るときや疲れ気味のときは、代謝の早い糖質をとるといいでしょう。
長距離走は有酸素運動ですので「脂質」と「タンパク質」をエネルギーにしますが、直前に糖質を補給することで、脂質やタンパク質の減少を軽減できます。
タンパク質:タンパク質は筋肉や柔軟性をつくる栄養素です。特に走るため筋肉には繊維タンパク質が重要になります。そのためファイバープロテイン(コラーゲン)などをトレーニング前後にとることで、筋肉や柔軟性を効果的にサポートしてくれます。
まとめ
- 足首の返し力が、速く走るコツの新事実!
- トレーニングで足首の返し力を高めることができる!
- 柔軟性は、速く走る機能を高める!
自分のクラスは足が早いやつが多くて、小1から中2まで続いた体育祭リレー選手生命が終わりそうなんです。助けてください。
どうしても足が早くなりたいです抜かされそうで怖いです
足が速くなりたい