手首の骨折と捻挫の症状の違い!

手首の骨折と捻挫の違い

手首の捻挫かと思ったら「骨折」だった!

なんてこともあります。気づかずに放置すると、症状の悪化や変形などで、スポーツ機能に大きな影響を与えます。

それらの症状の違いとは?

「手首の骨折」と「手首の捻挫」の症状の違い!

手首の骨折と捻挫の症状には、若干の違いがあります。捻挫は関節の障害で靭帯や腱などに損傷が起こります。骨折は骨に起こる障害で骨や骨膜に損傷が起こります。その違いは症状にも現れます。

共通の症状!

骨折と捻挫の共通の症状としては「痛み」「腫れ」「熱」「内出血」などがあります。内出血は捻挫でも稀に起こることがあります。

「手首の骨折」特有の症状!

①異常可動性(いじょうかどうせい)

関節ではないところで曲がってしまう症状です。骨折部分が曲がってしまうので、見た目にも骨折であることが分かります。異常可動性が起こると、みるみる腫れてきて激しい痛みもあらわれます。

②軋轢音(あつれきおん)

折れた部分が擦れあって「ギーギー」「ギコギコ」「ゴッツ」などの音が出ることがあります。耳でハッキリ聞こえるというよりか、体を伝わってくる感じで、自分だけに聞こえる程度の音です。

③変形

骨折部分がズレたりして変形して見える症状です。放置するといつまでも治らなかったり、変形したままくっついたりすることがあります。

④痛みの違い

骨折部分を押すと、ピンポイントで圧痛が起こります。動かさずに安静にしておくと痛みが和らぎます。いずれも病院で診察することが大切です。病気などの別の原因が発見されることがあります。

この記事に関するキーワード

コメント

「手首の骨折と捻挫の症状の違い!」に対する3件のコメント

  1. はじめまして。
    小学生の子どもが手首を傷めたことから、検索していてこちらに辿り着きました。

    拝見して、骨折と捻挫の違いを知ることはできたのですがうちの子の場合に当てはまっていないようで、よくわからずにいます。

    うちの子が受診して言われたのは「軟骨の骨折」でしたが診断書には「捻挫」と表記されていたため、違うものと思っていたけど同じなのか?と疑問に感じ、検索していた次第です。

    もしよろしければ、思い当たる事を教えていただけると幸いです。
    よろしくお願いします。

    1. 捻挫や脱臼をしたときに、軟骨を傷つけることがあります。軟骨に亀裂が入ったり、剥がれたりする状態です。軟骨への損傷が小さければ、そのまま自然治癒をまつ保存療法がとられます。つまり捻挫の処置と同じですね。恐らくお子様の場合は、軟骨骨折といっても軽いものなのでしょう。しかし回復には多少時間がかかると思われます。しっかりと栄養補給をすることをオススメします。