ビタミンは、単独では働かない!
ビタミンの機能力はサッカーの試合に似ている。ビタミンCやビタミンDなどのそれぞれのビタミンが各選手だ。
1人だけ飛び抜けた選手がいても、アシストがそのレベルでなくては活躍できない。ビタミンも同じだ。ビタミンCだけ大量に摂取しても、その他のビタミンもとらなければ、ビタミンCは力を発揮することができない。
リービッヒの最少律とは?
植物の成長の速度は、必要とされる栄養素のうち、与えられた量のもっとも少ないものに影響されるという理論だ。19世紀最大の化学者の1人とされたリービッヒ博士によって提唱されました。博士は、植物の生育には様々な微量元素(ミネラルなど)が必要だが、その栄養素のうちの、最も少ない栄養素が生育を支配すると言ったのだ。
これは生物である人間も同じだ。偏った栄養は、身にならないばかりか、体を害する危険性もある。(厚生労働省が注意勧告)
ドベネックの桶
リービッヒの最少律を、桶を使って分かりやすく説明したのが「ドベネックの桶」だ。
生物の成長を桶に張った水に見立てて、桶を作っている板を、それぞれの栄養素に例えた。一枚の板がどれだけ長くても、入っている水は一番短い板の高さまで溢れだしてしまう。つまり最も満たない栄養素のレベルが、他のビタミンやミネラルの上限となるといいうことだ。ちなみにミネラルとビタミンが不足すると、他の栄養素もそれを超えて機能することはない。
ビタミンとミネラルの各効果は「ビタミン・ミネラル完全がガイド」に詳しく記載しています。
まとめ
栄養、特にミネラルやビタミンは、チーム力で機能性を発揮する。総合的な栄養摂取に努める。その上で、必要に応じて単一栄養素をとるようにする。
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コメント
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