ばね指(腱鞘炎)を放置すると慢性化します。
指の腱鞘炎である「ばね指」は、長引きやすいので早期発見・早期治療早が大切になります。指や手に痛みや違和感がある場合は、ばね指を疑ってください!
ここでは、ばね指の3つの治し方と早く治すコツをご紹介します。
ばね指3つの治し方!
ばね指の治し方には、【保存療法】と【手術療法】さらに【栄養療法】の3つがあります。
【手術療法】は、重症時や慢性化している場合に行われる治療法です。一般的には【保存療法】と【栄養療法】を並行して行うことが大切です。保存療法は良く行われるのですが、栄養療法はあまり意識される方が少ないようです。しかし指の関節にある靭帯、腱、軟骨の修復や、消炎や鎮痛などは栄養成分が行うため、とても大事な要素なのです。早く治すためには、栄養療法の活用が求められます。
1、外的療法1【保存的療法】
①安静とアイシング
安静とアイシングが「ばね指の治し方」の基本です!まずは、ばね指を起こしている関節を、器具やテーピングで固定する療法を行います。アイシングは痛みが引いたら止めてください。アイシングをいつまでも行っていると、血管が収縮したままになるため、コブの原因である緊張物質や老廃物の排出が遅れます。
②物理療法とマッサージ
鍼やマッサージで体内循環を高める治し方です。患部を直接刺激すると、炎症や痛みが拡大するので避けましょう。効果としては、血行や筋肉周辺の循環がよくなることで、コブに蓄積した緊張成分や老廃物の排出が促進されます。
③注射による炎症鎮痛
痛みや症状が重いときには、腱鞘にステロイドを注射します。約3ヶ月間は効果が持続しますが、それ以降に再発することもあります。注射による炎症鎮痛は一時的なものですから、慎重に経過を見る必要があります。けして治っているワケではありませんから、治し方とは言えませんね!
2、外的療法2【手術】
ばね指の治し方の基本は保存療法ですが、長期間(3ヶ月以上)改善されなかったり、短期回復させたりする時に手術を選択します。ただし腱鞘をカットするので、リスクがあることも覚悟してください。
腱鞘を切ると、想定外の影響がでることもあります。ばね指の手術は難しくありませんが、血管や神経などが複雑に絡んでいるので、危険をともなうこともあります。
ばね指の治療を2倍早める治し方
3、内的療法【栄養療法】
ばね指の治し方(治療法)の中でも、もっとも意識されないのが「栄養療法」です。しかし上手に栄養を活用すると、驚くほど早く回復をすることがあります。
それは腱や腱鞘が栄養から作られ、消炎力や修復力を高める成長ホルモンも栄養から作られることがポイントです。腱の動きを滑らかにするのも栄養の役割です。
人間が本来もつ自然治癒力を高める 内的療法(栄養療法)は、他の治し方(外的療法)とも相乗効果があり、同時に行うことで完治期間を短縮することができます。
腱のタンパク質の正体
腱や腱鞘は繊維状タンパク質が大部分を占めます。このタンパク質はファイバープロテインまたはコラーゲンともいわれ、腱や腱鞘の強さや柔軟性、潤滑性を作っています。
コラーゲンの体内合成力は、20歳ぐらいから減少します。ばね指や腱鞘炎が、加齢で治りにくいのはこのためです。 対策はファイバープロテインの経口摂取が推奨されます。
摂取することで、繊維状タンパク質の体内合成量の増加とばね指や腱鞘炎の早期回復が期待されます。もっとも重要視したい治し方のひとつです。
詳しくは「スポーツ界が注目するファイバープロテインとは?」をご覧下さい。
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