【鼻呼吸の効果】血中酸素量アップで免疫力向上・疲労回復・脳機能改善など

血中酸素

 

口呼吸を「鼻呼吸」に変えるだけで、血中酸素量アップ、免疫力向上、脳機能改善、運動機能向上など、さまざまな機能が格段に改善されます。

こんな経験ありませんか?大きく深呼吸をしたら、脳や体がリフレッシュしたこと!「酸素」は代謝効率を高め、もっとも早く、もっとも確実に細胞を元気にします。反対に酸素が減少することで・・・

鼻呼吸の効果

血中酸素の増加効果

細胞にもっとも大切な成分!それは「酸素」です。

水や栄養は数日間とらなくても死ぬことはありません。しかし酸素は、数分~数10分間供給されなければ、確実に死に至ります。それはもっとも細胞に影響を与える物質ということです。

口呼吸で酸素が慢性的に減少すると、さまざまな問題を引き起こします。その慢性的な酸素不足を解消し、酸素をもっとも安全で確実に、効率よく取り入れる方法が「鼻呼吸」なのです。ある研究では、口呼吸から鼻呼吸に変えただけで、血中酸素濃度が10~18%アップしたとしています。

鼻呼吸5つの効果

口呼吸から鼻呼吸にすると、何が変わるのでしょうか?1日でできる鼻呼吸への改善方法!はこちら

免疫力強化

鼻呼吸にすることで、細菌やウィルスの侵入が減少します。また外気による体温変化が小さくなることが、免疫の維持につながります。さらに血中酸素濃度のアップも免疫力強化に貢献しています。

唾液分泌量

舌が高位置化するため、唾液腺を刺激し、唾液の分泌を活性化します。そのことも免疫力の向上につながっています。さらに消化機能の向上にもつながるため、内臓機能の負担が軽減します。

内臓筋強化

鼻呼吸をすると無意識に腹式呼吸になります。横隔膜の上下運動を大きくなり、結果的に横隔膜筋の筋力アップや内臓機能の向上につながります。また排気が体内に残留することが少なくなります。

血中酸素量

腹式呼吸で常に肺全体に酸素がいきわたるため、血中酸素量が増えます。結果的に細胞への酸素供給量が増加し、代謝機能や運動機能の向上、免疫アップにつながります。

血液浄化

大量の酸素が血中に流れ込むことや、内臓機能が向上することで、血液浄化機能が高まり、血液な最適化が促進されます。

鼻呼吸で改善する症状

鼻呼吸で予防・改善できる症状はたくさんあります。極端に言えば、体の中で起こっていることすべてに影響している、といっても過言ではありません。主な症状をご紹介します。

鼻呼吸で改善できる症状

病気や体調不良の改善効果

風邪、歯周病、虫歯、口角びらん、歯の着色、花粉症、アトピー性皮膚炎、鼻炎、気管支喘息、中耳炎、肺炎、肝炎、糖尿病、高血圧、悪性リンパ腫、潰瘍性大腸炎、腰痛、肩こり、自律神経失調症、多動症、認知症、うつなどの精神疾患など

病気や体調不良につながる症状

いびき、無呼吸症候群、歯ぎしり、ドライマウス(口腔内乾燥)、鼻づまり、無気力、学力低下、免疫低下、肥満、メタボリック症候群、高コレステロール値、高血圧、高血糖など

鼻呼吸で改善する身体機能!

運動機能の改善

持久力、俊博力、エネルギー代謝、筋肉合成、筋肉伸縮率、柔軟性、肺活量、俊敏性、反射神経、動体視力、記憶力、認識力、判断力、疲労回復力、ケガの治癒期間短縮など

身体的な変化

出っ歯、アデノイド顔貌、猫背、顔のたるみ、くすみ、美肌など

詳しくは「アスリートのための鼻呼吸7つの機能と効果!」でもご紹介しています。

*参考文献:「口呼吸は治る」歯科医師梅田龍弘著(自由国民社)、「健康は「呼吸」で決まる」西原克成著(実業之日本社)、「「口呼吸」をやめれば若くなる!」西原克成著(青春出版社)

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