筋トレ効果を失わずに、筋肉痛の痛みを防止することが大切!薬や湿布などに頼ると、痛みがなくなる反面、筋トレ効果が軽減してしまうのです。
そんな都合のいい筋肉痛の治し方は、運動前から始まっています。
筋肉痛の治し方7つの対策!
運動をする数日前から対処をすると更に効果的ですが、これは「筋肉痛の予防法」でご紹介しています。ここでは事前の準備をしていないケースでの筋肉痛の治し方について説明します。
やばっ!筋肉痛になるかも知れない!と思ったら
とにかく痛みを抑えたい人の筋肉痛の治し方!
痛みを抑えたいのであれば、運動直後に
1、湿布やアイシングなどで冷やす
筋肉増強は阻害されますが、冷やして血管を収縮させることで痛み物質の拡散を抑制できます。
2、鎮痛成分が配合されている薬を塗る
インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウムなどを含む塗り薬は、炎症を引き起こす物質「プロスタグランジン」の発生を阻害するため炎症は起こりにくくなります。
しかしこれらの方法は、痛みがないだけで筋肉の損傷が治ったわけではありません。しかも回復期間が長くなり、筋肉を強くする超回復が減少する恐れもあります。
兎に角、筋肉痛になりたくない人はこの方法です。
超回復を失わず痛みだけを軽減する筋肉痛の治し方!
筋肉を強くするために必須な「超回復」は筋肉痛の過程で行われます。超回復効果を失うことなく筋肉痛だけを軽減したい人は、自然治癒力を高める必要があります。
3、運動直後にマッサージで筋肉に柔軟性と血行を
筋肉痛になる傾向の人は、運動後に筋肉が硬くなっています、ストレッチやマッサージで柔軟性を高めることで、血行を促進します。
4、ぬるめの長風呂でリラックス
熱いお風呂は筋肉を緊張させます。ぬるめのお風呂で軽く丁寧なマッサージを、
5、お酒の飲みすぎは避ける(ビール中ビン1本程度)
過度な飲酒は免疫力を低下させ、血行を不良化させ、睡眠の質を低下させます。
6、栄養を充分確保する
筋肉痛を改善する栄養が必要です。損傷した筋肉細胞を修復するには、筋肉をつくる栄養、筋肉疲労を改善する栄養、筋肉の炎症を抑える栄養が大切です。
7、良質な睡眠を確保する
もっとも盛んに筋肉の修復作業が行われるのが睡眠中です。しかも睡眠の前半に多くの成長ホルモンが分泌されるため、早めの就寝や寝つきが重要になります。
さらに筋肉のダメージを早く回復したい人は「筋肉痛を早く治すためにプロ選手がしているスーパー対処法!」を活用することをおすすめします。
筋肉痛になってしまったときの治し方
筋肉痛の痛みが発生したら、すでに手遅れです。その状態で筋肉痛を軽減したいなら、1~2の方法をとってください。超回復を促進させ回復期間を短縮したいなら、4のぬるめのお風呂でゆっくりと温まるのが効果的です。
おまけ知恵袋:乳酸の正体と誤解!
乳酸は疲労物質や筋肉痛の原因とされた時代がありました。しかし近年の研究で「乳酸」の汚名が晴らされています。乳酸は疲労物質ではなく遅筋繊維や心筋を動かすエネルギー物質であることが分かってきました。
ちなみに筋肉の動きを悪くする疲労物質の正体は、カリウムイオンや強度の代謝で発生しカルシウムと結合することで、筋収縮に必須なカルシウムの動きを悪くするリン酸だったのです。さらに代謝により増加する活性酸素も原因のひとつです。
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