【ケーラー病】足の甲の骨端症の症状と治療法!

ケーラー病

ケーラー病(第1ケーラー病)は、足の甲に繰り返し圧力がかかることで、舟状骨(しゅうじょうこつ)周辺に血行障害が起こり、無腐性壊死する足部骨端症(そくぶこったんしょう)のひとつです。また第2ケーラー病は・・・

ケーラー病とは?

ケーラー病

足の甲に発生する骨端症(虚血性骨壊死)です。成長期は完全に骨化(骨端部分が軟骨)していないため、何らかの原因で血流が途絶えて壊死を起こす病気です。発生する骨で病名が変わります。

舟状骨で発生するのが「第1ケーラー病」で、中足骨(足指のつけ根)で発生するものを「第2ケーラー病、またはフライバーグ病」といいます。それぞれに症状や治癒期間が変わります。

 ケーラー病の症状

第1ケーラー病・第2ケーラー病

第1ケーラー病は足背内側(足舟状骨)に疼痛があり、足首の内返しで特に痛みます。滑膜炎で腫れることもあります。熱感はあまりなく、関節の動きに制限もありません。多くの場合、慢性的に発症する特徴があります。第2ケーラー病は第2中足骨の骨頭がある第2指のつけ根に多く発生する障害です。第2指のほか第1指、第3指でも発症することがあります。第2ケーラー病は「フライバーグ病」ともいいます。

発症時期は?

第1ケーラー病は4~7歳の子供に多くみられ、男児は女児と比べて4~6倍の報告例があります。子供が特段の外傷がないにもかかわらず、足背の痛みを訴えたら、この病気の疑いがあります。第2ケーラー病は思春期に多く発症し、男児よりも女児に多い特徴があります。

診断方法は?

ケーラー病の診断は、X線で行うことができます。類似痛であるリウマチ性疾患、捻挫、骨髄炎との区別も容易に行えます。

 治療の方法

軽度のケーラー病の治療

自然治癒力による保存療法が基本です。足舟状骨への負担を軽減するため土踏まずを高くするインソールが有効的です。また靴ひもを強く結ばないなどの措置で、徐々に改善していきます。通常は1年ほどでよくなりますが、完全治癒まで数年を要することもあります。

重度のケーラー病の治療

ギブスなどで1~2ヶ月間固定します。痛みが強ければ歩行を制限します。

痛みがなくなれば、軽度の治療に移行します。第2ケーラー病(フライバーグ病)の場合は変形が残ることが多くあり、痛みをともなう場合は手術をすることもあります。