どちらが筋肉痛になりやすい運動でしょうか?
①階段を登るとき?下りるとき?
②荷物を上げるとき?降ろすとき?
運動のリズムを変えるだけで、筋肉痛になりにくくなります。反対に筋肉をつけたいときは、筋肉痛になりやすい運動パターンで筋トレ!
質問の答えは・・・
①は「下りるとき」、②は「降ろすとき」が筋肉痛になりやすのです。
目次
3つの筋肉運動
運動するときは筋肉を収縮させて身体を動かします。その筋肉の運動には3種類の動きがあります。
①エキセントリック(伸張性の筋肉の動き)
階段を降りるとき、重い荷物を降ろすとき、など重力に向かって重心を移動するときの、筋肉に力を加えながら伸ばしていく動きです。(伸張性収縮)
②コンセントリック(短縮性の筋肉の動き)
階段を登る、荷物を持ち上げる、などの重力に逆らって重心を移動するときの、筋肉を縮めていく動きです。(短縮性収縮)
③アイソメトリック(等尺性の筋肉の動き)
腕相撲などの筋肉を伸縮させずに力を発揮する動きです。(等尺性収縮)
この3つの中で、もっとも筋肉痛になりやすい運動が、筋肉を伸ばしながら力を加える①エキセントリックです。つまり最も筋肉にダメージがある動きで、筋肉痛になりやすい反面、筋肉トレには効果的な運動ともいえます。
筋肉痛になりづらい運動のコツ!
筋肉の運動は①~③までが複合的に繰り返されます。ここで、筋肉痛になりづらい運動のコツがあるのです。伸ばす時間を曲げる時間よりも短くするのです。
例えば、荷物を降ろすときは時間をかけず、短時間で降ろせるように工夫したり、下り坂はあまり負荷をかけずに降りたり、重力に向かうときはなるべく軽負荷&短時間にすることで、筋肉へのダメージが軽減します。
筋肉痛になりすい運動で筋トレ効果!
エキセントリックは筋肉へのダメージが多いため、筋肉を伸ばすときに時間をかけると、同じ時間内でも効果的な筋トレができます。
例えば、ダンベルは降ろすときに時間をかける、大腿四頭筋などのマシーンも戻すときに上げる倍の時間をかけることで、効率的な筋トレができます。
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