筋肉痛の塗り薬3つの成分のプラス面&マイナス面!

筋肉痛の塗り薬

筋肉痛を抑える塗り薬は、バンテリンゲルEX、ボルタレンEXゲル、フェイタスZゲルなどたくさんの種類が販売されています。

確かに筋肉痛の痛みを抑えるには効果的です!しかし良く使う人は、プラス面だけではなく、マイナス面も確認しておきましょう。

筋肉痛に鎮痛効果がある3大成分

鎮痛消炎効果のある塗り薬成分はたくさんありますが、ここでは最も使われている3つの成分について確認します。その3大成分とは「インドメタシン」「ジクロフェナクナトリウム」「フェルビナク」です。

これらの3つの成分は、分子構造の違いはありますが、ほぼ同じ作用をします。これらは非ステロイド性の鎮痛消炎成分で、炎症や痛みの成分であるプロスタグランジン類の生成を抑制することによって筋肉痛の痛みを緩和します。

つまり塗り薬によって、筋肉痛の痛みそのものを取り去るということです。

筋肉痛塗り薬のプラス面

筋肉痛の炎症や発痛物質の発生を、塗り薬によって直接抑えるため、鎮痛効果は高いといえます。また患部に直接塗り込むため、即効性もあります。

筋肉痛塗り薬のマイナス面!

鎮痛効果が高い反面、かなり多くの副作用がありますので、ご使用される方は必ずご確認ください!

鎮痛成分がプロスタグランジンの合成を阻害することによって、消化器、呼吸器、筋肉への副作用が起こりやすくなります。長期間連続して使うことで、胃・十二指腸に潰瘍ができたり、筋肉が痩せ細ってしまったり、喘息症状を悪化させたりといった副作用があります。

また他の薬との相互作用で副作用が増強されることもあるほか、インドメタシンなどの副作用として眠気・めまい・ふらつきが出たりすることがあります。

筋肉痛の塗り薬で症状が悪化?

筋肉痛の患部に塗り薬を塗ることで、多くの痛みは軽減します。しかし痛みがないだけで、治ったわけではありません。

その間に筋肉を激しく使うと、筋肉にダメージが蓄積していくことになります。筋肉の損傷がなかなか回復しないため筋肉自体の量や質が低下していきます。

炎症や痛みは、自然治癒が行われている証拠であり、それにより筋肉を強化することができるのです。

飲み薬と塗り薬の違い!

筋肉痛で塗り薬を使うのは、ロキソニンやバファリンなどの鎮痛剤の服用とくらべて、患部に直接塗るため、体全体への悪影響は少ないといえます。

ただし、毛細血管を伝って塗り薬の成分が全身に回るので、塗りすぎたり連続して使用したりすると、身体へ悪影響は避けられません。本当にツライ筋肉痛の時以外は、ご使用を避けるようにしてください。

筋肉痛を早く治すスーパー対処法!

まとめ

  • 筋肉痛の痛みは、筋肉強化には必要なこと。
  • 本当にツライ時の応急処置として限定的にご使用ください。
  • 連続して使用すると、筋肉が細くなったり、消化器系などに副作用が発生したりします。
  • 鎮痛剤は飲み薬より塗り薬の方が、まだリスクが少ないと思われます。
  • 連続使用は避けてください。

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