日々、筋力は低下しています!HMBカルシウムは、そんな筋力の低下を最小限に抑えてくれます。
健康、ダイエット、ムキムキ筋トレ、体力維持のために運動を始めても、なかなか続かない!「時間ができたら運動しよう!」「明日からしよう!」と思いつつ、はや〇〇年!やる気はあるけど・・・・・
筋力低下は、さまざまな身体的問題を引き起こします。肩コリ・腰痛・ひざ痛などの関節痛、肥満やメタボリック、シワやタルミ、内臓機能の低下、精神的影響など、老化現象の元にもなります。現役アスリートでさえ、ケガや故障でトレーニングができないと、筋力は低下し、復帰に多くの時間を要します。
目次
プロテインを超えたHMBの効果とは?
HMBはBCAAの40倍?
「筋力低下を抑える成分」「筋肉を増やす成分」といわれるHMBcaは、「プロテインを超えた!」「BCAAをしのぐ!」などともされています。
筋肉であるタンパク質(プロテイン)は、主に3つのアミノ酸「BCAA」から作られます。そのため筋肉をつけるには、プロテインよりもBCAAが効率的とされています。そのBCAAの約50%を占めるのが必須アミノ酸「ロイシン」で、HMBはそのロイシンから生成されます。その量わずか5%!
つまりBCAAからHMBをとるには、HMBの40倍のBCAAが必要ということです。HMB3gを得るにはBCAA120gということです。しかしHMBは、筋肉合成を促進する成分で、タンパク質成分ではありません。そのためBCAAやプロテイン、タンパク質食を同時にとることが重要です。
運動しなくても筋肉増加?
HMBカルシウムには独特な特徴があります。それは運動しなくても、筋力低下を抑える機能です。
プロテインなどの成分は、運動などで筋肉に負荷を与えなくては、筋肉合成を行いません。
一方HMBは、寝たきり状態でも、筋力低下を抑制するとことが分かっています。ケガで運動できないアスリートには必須成分です。
HMBカルシウムのメカニズムは「筋トレ効果6倍「HMBカルシウム」で筋力アップ」でご確認ください!
HMBで筋力低下が10分の1に!
厚生労働省は、台湾とアメリカの高齢者施設における試験結果を報告しています。
上腕筋・下肢筋が改善!
台湾の施設に入所している高齢者を対象に、BMIなどの身体計測指標、血中尿素窒素及び尿中窒素排出量などの指標変化を確認しました。
- 1日の摂取量:2g
- 摂取期間:2週間
その結果、筋肉の増加が認められました。
HMBを与えていないコントロール群では、身体計測指標が低下したのに対して、HMB補給群では、ベースライン値に対して有意に減少し、体重、上腕筋囲、下肢周囲長などの指標が有意に改善されました。
食べただけで筋肉が増加した高齢女性
アメリカの高齢者施設に入所している女性を対象にした試験では、HMBにアルギニンとリシン(ともにコラーゲンに含まれるアミノ酸)を配合したサプリメント(HMB2g、ARG5g、LYS1.5g)を12週間補給しました。
その結果、筋力が有意に増加し、身体機能も改善したことが報告されました。その補給を1年間続けた結果、タンパク質の代謝率を増加させたことも報告しています。
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準‐2015年度版」策定検討会報告書
筋力低下が10分の1に!
ある実験データによると、ベット療法の60~76歳の男女18名の患者さんに、1日3gのHMBを10日間与えたところ、与えなかった場合と比べて、筋力低下が10分の1程度まで抑えられてとの報告されています。*Deutz NE. et ai. Clin Nutr 2013,Oct,32,5.
*筋肉の若さは筋膜の柔軟性でもあります。筋膜をつくるほか、血管の柔軟性にも影響するファイバープロテインの機能性とは?
効果的なHMBの摂取法
いくら効果が示されたからといって「食」である以上、その摂り方によって作用は大きく変わります。ではいつ、どれだけを、どのように摂るのが効率的なのでしょうか?
適切な摂取量
- 筋肉量の維持、筋力低下抑制・・・・1.2~1.5g/日
- 筋肉量の増強、歩行能力改善、体脂肪の減少・・・3g/日
1日3g以上とっても効果は、あまり変わらないようです。反対に摂りすぎることで筋肉が減少することもあり得ます。激しい運動時でも、1日6gまでは目安とするといいでしょう。また作用には個人差があることと、通常から筋トレをしている方は、変化が少ないことが特徴です。
通常の摂取方法
- 1日3回に分ける(1回1gが目安)
- 食後(タンパク質食)に摂取する
タンパク質を多く含む食事の後にとるのが効果的です。その理由は、HMBは筋肉成分ではなく、筋肉合成を促進する成分なので、筋肉成分を同時にとることが重要です。
激しい運動時での摂取
ランナー、トライアスリート、バイク、筋トレなどの激しい運動をする場合は、筋肉の損傷を防ぎ、筋肉膜の統合を高め、運動能力を高めるために、運動前にも摂取することをすすめています。また運動強度によっては、摂取量を調整することも必要です。
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クレアチンで相乗効果
HMBカルシウムとクレアチンを同時に摂取することで、さらに高い相乗効果を得ることができます。「筋力向上」「筋肉増強」「体脂肪減少」などに、大きな効果を発揮します。
HMBの安全性
HMBは、食事から体内で生成される自然成分です。そのためサプリメントで摂取したからといって、危険性が発生するものではありません。18~81歳までの老若男女を対象に3~8週間、1日6g摂取してもらった試験においても、副作用は全く報告されていません。
HMB摂取時の留意点
- 1回1g程度を数回に分けて摂取する
- タンパク質を充分に食べてから摂取する
- ビタミンやミネラルなどの栄養素を充分に摂取する
- 1日3gまでを目安にする。激しい運動じでも6gを超えない
筋力低下を抑えるHMBのまとめ
- HMBカルシウムの効果:「筋肉合成の促進」「筋肉分解の抑制」「筋損傷の早期回復」
- HMBの摂取方法:1日1.5~3gを3回に分けて摂取、食後(タンパク質食)に摂取する
- HMBの詳しい説明は「筋トレ効果6倍『HMBカルシウム』で筋力アップ!」
参考文献:「HMB(ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレード)のスポーツニュートリションとしての利用とその効果」:Dr.Ralf JAEGER、Dr.Martin PURPURA、Toshitada Inoue/小林HMBCa:Naoki Sugita(KOBAYASHI)/「クレアチンモノハイドレード投稿論文集」:FOOD STYLE 21 掲載論文 食品化学新聞社 クレアピュア事務局/「HMBfカルシウムによる筋肉痛低減とロコモ対策」:小林香料株式会社 杉田直樹/「日本人の食事摂取基準‐2015年度版」策定検討会報告書:厚生労働省/
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