指が痛む原因は様々です。中でも多い原因の1つが「ばね指」という指の腱鞘炎です。指に負担の多いスポーツや仕事をされる方は、こまめに指の筋膜リリースを行うことで、リスクが低下します。
血流を悪化させるトリガーポイント
指は体の中で最も可動する部位で、筋膜のゆがみや硬縮が起こりやすい特徴があります。それが「ばね指」などの指の痛みにつながることがあります。特に40代や50代の女性に多くみられる障害です。
テニスやバレーボール、野球やバスケットボールなどのスポーツでも、指の痛みや腱鞘炎が多く報告されています。それらは、関節の可動域制限や血流悪化を引き起こすため、早めの対処が大切です。
指の筋膜リリース
ポイントは、手の甲側が指の間にある「背側骨間筋」、手のひら側が母指球のふくらみ部分の「母指内転筋」です。
そこに軽い痛みがある部分がトリガーポイントです。そこを中心にリリースしていきます。押す圧力が強すぎたり、やりすぎたりすると、筋膜を損傷する恐れがあるので、適度な圧力で1ヶ所10秒を目安に行ってください。
背側骨間筋
片方の手のひらを机につきます。指の骨と骨の間にある背側骨間筋に、反対側の指腹を使い軽く押していきます。
指の間の4ヶ所すべてを、各10秒ずつ押します。反対側も同様に行ってください。
母指内転筋
机の前に立ち、片手を机上につきます。親指のつけ根の下(母指内転筋部分)に、テニスボールをセットし、体重をかけていきます。
ボールをゆっくりと転がしながら、手のひら全体の筋膜をリリースしていきます。反対側も同様に行います。
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